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歓迎会(かんげいかい)
新しく配属され、これから時間を共にする方を歓迎する会です。
四月に多く、集まりとしては新入社員歓迎会です。
歓送迎会として一緒に行う方も多いように思います。
会社全体の歓迎会や部署のみの小さな歓迎会もあり、会社の大きさで宴会の規模は異なってきます。
最近の傾向だと歓迎会は堅苦しいイメージがありますが出し物をされたり皆さんにぎやかなものにされている印象です。
現在は部署の移動や中途採用者も多く、宴会をやるきっかけのひとつとなっています。
- (1)お店選びのポイント
- (2)人数の確定
- (3)事前に準備するもの
- (4)幹事の心得!おさえるポイントはコレ!
- (5)大まかな流れ
- (6)タイムラインごとのポイント・気をつけること
- (7)朔からの提案
(1)お店選びのポイント
まずは、幹事に指名された段階で上司の好みをリサーチして、お店を決めましょう。
会費としては歓迎会は4,000円くらいのお客様が多いです。
会社の飲み会として絶対に押さえておかなければならないポイントは、上司の好みです。
自分が行きたいお店だったとしても上司がOKを出してくれるかでお店は変わってきます。
上司が喜ぶキーワードは、落ち着いているお店、知っているお店(場所が分かりやすいかなど)上司の好みのお酒がある店。
例えば上司が生ビールしか飲まないことを知らずに、瓶ビールしかないお店を予約した時点で、その会は失敗、幹事として失格の烙印を押されてしまいます。
普段から何を飲んでいるのか、頭に入れておきましょう。
食べ物は比較的気にしなくても良いと思います。
ですが、お店を選んだ時点で8割方、会の成否が決まってしまいますので、飲み物の把握と知っているお店というのは大事です。
そして電話時に歓迎会という利用目的をお店側にしっかりと伝えましょう。
たったそれだけでもお店側の対応は変わります。
実際何かしてくれるかはお店によって違いますが、会のイメージをつかむことができます。
良い幹事はお店と二人三脚で会を作るものです。
予約の電話をするタイミングですが、やはり第一希望のお店を確保したいですよね。
そのためには2週間~3週間前くらいに電話をすることです。
日にちを変えることができないのであれば、だいたいのお店が仮予約をしてくれますので、とりあえず最大人数を伝え、席をおさえておきましょう。
人数は全員の返事を待たなくても、ある程度決まったら一度その時点で連絡をしましょう。
参加の有無を全員から確認した後で連絡すると遅くなってしまい、お店側が逃げてしまうかもしれないので要注意です。
最初に伝えた人数より前後10名程度なら比較的どのお店も対応してくれるはずですが、前後20名となると断られてしまうかもしれません。
どの宴会にも言えるのですが、まずは場所がなくては成り立ちません。
人数や時間、予算というのは予約を取った後に話せば大丈夫です。
そしてこの時にお店に人数はいつまで変更可能か、席はどれくらい居て良いのか(滞在時間)、予算はどれくらいで考えてよいのか?を確認すると安心できると思います。
そして上司と主役に開催日と場所、時間の確認を取ってから、会に参加してほしい方々に連絡をという順番でいいでしょう。
(2)人数の確定
20人程度いると返事が遅い方もいると思います。
そういうことを想定して、出欠の〆切りは、「案内を出す日と開催日の中間日」というのをひとつの目安にすると良いでしょう。
日にちをはっきりさせておくことで、返事の催促もしやすくなりますし、出席者の中から役割をお願いする人を決めたり、席順を決めるということがスムーズにできるようになります。
締め切りが遅ければ遅いほど、人は連絡をしなくなってしまうものです。
遠慮なく、早め早めに動きましょう。
そしてその時にキャンセル料が発生してしまう人数変更の場合、どうやって対応するかも考えておきましょう。
一人減ると約2,000円くらいキャンセル料が発生するお店が多いです。
考えておかないと、当日の会計時になってキャンセル料分足りなくなってしまいます。
その分をどのように徴収するのかグダグダになってしまい、お金の件でつまらない気分になってしまうのは避けたいですね。
日程や出欠の調整には「調整丸」がオススメです。
- お役立ちツール
- 案内状サンプル
(3)事前に準備するもの
- ●出席者の最終チェック
- ●席のレイアウト
- 歓迎会に見られる姿として大きく「ようこそ!○○社へ」「○○さんようこそ!」という張り紙を持って来られる方もいらっしゃいます。
- ●座席表
- 歓迎される方が誰なのか、上司に対して分かりやすいように。あらかじめお店の方にどのような席になるか確認をとっておくと配置がしやすいです。
- ●くじ引き
- 上司や歓迎される方は指定の席で良いですが、その他の方は仲の良い方が固まり、新人さんが1人ぼっち…ということがないようにくじは用意しておくと最適です。
アメやガムにくじを付けて引いてもらうのも、ちょっと気が効いていていいかもしれません。
- ●司会進行表
- どの方に挨拶していただくか、新人の挨拶はどのタイミングで組み込むか、また、催し物をお考えであればそのタイミングなど少し細かく時間を配分し作成しましょう。そしてその内容をお店の方と共有しておくと協力してもらえることがあるはずです。
- ●挨拶していただきたい方へお願いをする
- 乾杯前の挨拶は、社長または一番偉い方に、乾杯の音頭をお願いするのは三番目に偉い方、締めの挨拶は二番目に偉い方にお願いします。当日突然お願いするのではなく、前もってお願いしておきましょう。
- ●催し物の準備
- 歓迎会ではビンゴなど王道のものではなく、歓迎される方がメインの自己紹介クイズなどが主流です。
その場合準備するものは特にないですが、歓迎される方のリサーチと、クイズ作成が必要です。
- ●その他
- ガムテープやセロハンテープ、ボールペンや書くものは必要最低限持ち込むようにしましょう。受け付けをする際は必要になってくると思いますし、お席のレイアウトの際にも使えます。
(4)歓迎会の幹事の心得!おさえるポイントはコレ!
歓迎会では主役が決まっております。
この会で主役が皆さんと仲良くなるというチャンスです。大きな会社ほど自己アピールできる時間を多く設けたり、上司への直接のご挨拶は幹事様が気配りをして行ってあげましょう。
当日は、お店側に席の担当のスタッフが誰かを聞きましょう。
担当を決めていない店も多くありますが、この打ち合わせをすることによりお店と二人三脚で会を進行することができます。
●歓迎会ではもちろん歓迎される方が主賓ですが上司の方もいらっしゃる会でしたら上司の方への配慮も同時に忘れないようにしましょう。
●歓迎される方があまり打ち解けず孤立してしまわないように。
歓迎会は『まだ入社はこれからですが…』という会社ももちろんあります。その中で会社の第一印象は良いものでありたいですよね。
●お会計は幹事様の手が空いたタイミングで行うといいと思います。
もしかすると始めのお会計はできないというお店もあるかと思いますのであらかじめその点は確認しておくとよいです。
(5)大まかな流れ
1.お店で打ち合わせ
2.受付
3.お飲み物の提供
4.宴会・乾杯
5.新人挨拶
6.余興
7.ご歓談
8.ラストオーダー
9.締めの挨拶
10.お開き
- お役立ちツール
- 挨拶の例文
(6)詳細、ポイント、気をつけること
時間 | プログラム | 所要時間 | ポイント | 気をつけること |
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17:00 | 開場 | 30分 | 席の確認やレイアウトの飾りつけまたお店の方との打ち合わせの時間を取りましょう。 (例) 何時から大事な話があるから席に入らないでほしい。 お料理は何品出て、またなにが出るのか。 先に帰る人がいるので最後のお料理は早めに出せないか。 ファーストオーダーはどうしたらよいか。etc |
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17:30 | 受付 | 20分 | 早い方だと半ちょうどに来店される方もいらっしゃいます。 受付の終了時刻を決めておくと、ギリギリの来店は少なくなるでしょう。 |
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17:50 | 飲み物提供 | 20名様位だと全員にドリンクが行き渡るまでに、短くても5分くらいはかかってしまうことを頭に入れておいたほうが良いでしょう。 それ以上の人数の場合、10人で+5分を目安に。 |
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18:00 | 宴会スタート | 遅れてくる方もいるので、ある程度揃っていれば時間通りに会を進めましょう。 待ち時間が長くなってしまうとだらだらしてしまいます |
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乾杯~歓談 | 社長、又は一番偉い方に一言いただき(5分~10分)そのまま乾杯をしていただくか、もう一人乾杯の音頭をとるために挨拶していただくかの2通りになるかと思います。 新人の紹介はササッと乾杯前にしておきましょう。 あまり長く時間を取りすぎてしまうと、皆さん早く飲みたい気持ちで焦ってしまいますのでほどほどに。 |
乾杯ドリンクを事前に決めておいて(もちろん一人ずつ好きなドリンクで大丈夫です)、開会挨拶の後にすぐ出してもらうのか、それとも乾杯の挨拶の前に出してもらうのかを決めておきましょう。 お店側は基本的に挨拶などの最中はお席にお邪魔しないように配慮しているはずです。 何か合図を決めて、このタイミングでドリンクを持って来て欲しいなどと決めておくと会のスタートがばっちり決まります! |
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18:30 | 新人の挨拶 | 10分 | だいたい1人一言もらう程度でしたら2分くらいで終わります。2分かからない方もいらっしゃるかも。 人数が少ない(2~3人)ようでしたら自己紹介も兼ねて挨拶してもらうと良いでしょう。 (終わりの時間や、「1人何分」で考えているという旨は事前にきちんと伝えてから挨拶してもらいましょう。) 大事な挨拶であればこのタイミングは店員さんにお席に入ってもらうのを遠慮していただくこと。 質問タイムや堅苦しいあいさつでなければこのような配慮は不要です。 |
挨拶、スピーチが多い時は、しっかりと場面を決めておくこと。 挨拶をする人とも打ち合わせしておかないと時間ばかりが過ぎてしまいます。 挨拶をする人が遅れることがないように注意しましょう。 もし遅れたり、来れなくなった時のことも考えておくと当日慌てずにすみます。 |
19:00 | 余興 | 10~20分 | 前項目の挨拶が予想よりも長引いてしまったらそのまま流れで始めてもよいと思います。 流れで始められる場合、もし店員さんにお席に入るのを遠慮していただいていたら「もう入って大丈夫」という旨をきちんと伝えてから始めましょう。でないとお料理やお飲み物がいつまでたっても出て来ないことになります。 |
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19:20 | ご歓談 | 20~30分 | 単純に考えると歓談の時間が始めの30分とラストオーダーまでの30分のみになります。 | この時間配分だとお食事が残ってしまう可能性もありますので、進行しながら「お食事に手を付けて下さい」と合間合間に入れる事により止まっていた手が動く方もいらっしゃいます。 |
19:50 | ラストオーダー | 大人数のお客様で二次会等考えている幹事様は、ラストオーダーは取らず「もうこれでおしまい」と伝えたほうが解散が早いこともあります。 〆の挨拶は、ラストオーダーのドリンクが全員に行き渡ってから始めると流れはよいでしょう。 |
〆の挨拶の最中にラストオーダーを提供するのは、お店側は躊躇してしまいます。 挨拶が終わってからドリンクが来ても、もうあまり飲む気がしないものです。 ドリンクが行き渡ってから挨拶、もしくは挨拶中でもドリンク提供して良いですよ、という旨をお店のスタッフに伝えましょう。 お席の時間制限をしているお店もたくさんあると思いますので、その場合も含め対応を店員さんとお話しまょう。 |
|
20:10 | 締めの挨拶 | 10分 | 締めのご挨拶は二番目に偉い方にお願いしましょう。あまり長くなりすぎないのもポイントです。 幹事様が締めの挨拶をし、そこで二次会のご案内をすることが多いようです。 |
(7)朔からの提案
●お席のレイアウトや上座の位置など、FAXでレイアウト送ることが出来ますし、事前にご連絡いただければお席の見学も承っております。
●歓迎される方のご挨拶は、ほとんどが「これからどうぞよろしくお願いいたします。」という味気ない挨拶になりがちので、聞いている皆さんが楽しくなるような内容の質問を、幹事様の方で幾つか用意しておくと良いでしょう。
●新人への質問の例
・得意なスポーツや趣味はありますか?
・好きな異性のタイプは?
・宝くじが当たったら何に使いますか?...など。
※家族や宗教にまつわる質問はタブーです。