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結婚式の2次会(けっこんしきのにじかい)
近年の結婚式や披露宴は昔とは異なり、だんだんと簡略化されてきています。
式や披露宴に呼ぶ人も内輪が中心、場合によっては親戚だけということも少なくありません。
そんな中で生まれたのが結婚式二次会と言われています。
結婚式に招くことができなかった友人・知人たちを招待し、気軽に和気藹々と飲み食いし、またゲームなどをしながら新郎新婦の2人を祝います。
結婚式二次会は日を改めて実施する訳ではなく、式や披露宴と同じ日に、会場も近場で行うのが一般的です。
- (1)お店選びのポイント
- (2)人数の確定
- (3)事前に準備するもの
- (4)幹事の心得!おさえるポイントはコレ!
- (5)大まかな流れ
- (6)タイムラインごとのポイント・気をつけること
- (7)朔からの提案
(1)お店選びのポイント
≪アクセスしやすい場所≫
参加者は披露宴から引き続きの参加者と、二次会からの参加者がいるので、披露宴会場から近く、駅からもアクセスしやすい場所を選びましょう。
新郎新婦の会場到着が遅れ、二次会開始時間がかなり押してしまうこともよくあることです。そのようなことがないように、幹事様も移動しやすい場所が良いです。
≪着席できるかどうか≫
結婚式から出席しているゲストが二次会にも出席するとなると、ほぼ一日がかりですね。
また女性は高いヒールの靴をずっと履き続けている可能性もあります。疲れないように、確実にゆったり着席できる会場を選ぶことも「おもてなし」のひとつです。
≪料理や飲み物の料金≫
二次会は結婚式よりも「飲む」比率が高くなるので、料理よりも飲み物に比重を置いて考えた方がよいかもしれません。
また会費にはどうしてもプレゼント代やゲームの景品代なども含まれるので、限られた予算の中でお店を探さなければいけません。人数次第で交渉可能なお店も多いと思います。よくお店側と相談しましょう。
(2)人数の確定
名前、男性か女性か、新郎側か新婦側か、新郎、新婦との関係、連絡、出欠、という感じでExcelでデータベースを作ると良いでしょう。
男性か女性かというのは、結婚式の2次会では会費制で男女に金額の差をつけることがあります。
例えば、「男性6,500円 女性5,000円」という価格設定です。
(データベースを作るときに男性か女性ということが一発で分かるようにしておいて、表の一番下に男性、女性それぞれの合計が一発で出るようにしておくと便利です。)
次に、連絡用に「新婦側か新婦側か」「二人との関係」を書いておきます。
こうしておくと連絡をするときにどちらの担当かわかりやすくなります。また、二人との関係、例えば「職場」とか「高校同級生」などと分けておくと、後で見なおして声をかけていない人を探すときに便利です。
最後に「連絡」で連絡したかどうかのチェックをして、「出欠」で出欠の確認のチェックをしましょう。
100人規模の会場を探すのは大変です。人数は計画的に増やしていくようにしましょう。
データベースで「新郎・新婦との関係」という項目を作りましたが、これが結構重要です。
とりあえず、最初に声をかけたい人をどんどんデータベースに打ち込んでいけば良いのですが、最終的に人数の調整が必要になってくるときがあります。
例えば「職場」という項目の人たちが10人いるとすると、10人に声をかけないといけなくなります。
「あの人は声をかけてもらったのに、自分には声がかかってない」となると後々の人間関係にも関わってくるので、同じ仲間の人たちには同じように声をかけるようにしましょう。
まずは出席表を作りましょう。今でしたらラインのグループ機能を使うのもいいでしょう。
ラインのグループは皆さんの返事が一目でわかりますので便利です。
日程や出欠の調整には「調整丸」がオススメです。
- お役立ちツール
- 案内状サンプル
(3)事前に準備するもの
準備の前に…
準備の前にまず、幹事全員で顔合わせをしましょう。
幹事の人数はだいたい15人に1人くらいです。例えば60人なら4人の幹事がいることになります。
2回目からはいよいよ打ち合わせの開始です。
2回目の時は、新郎側、新婦側、お互いの招待客のリストを持ち寄り、また新郎新婦からの要望などを聞き、案を持ち寄ります。
予算などもこの時決め、会場選びや、招待客へのメールなどの案内もこの時にしてしまいましょう。
- ●幹事
- 幹事様は大人数の宴会になればなるほど多い方がいいです。最低でも3人は幹事役いるといいのではないでしょうか。
一人でやると、なかなか進まないので下見や、準備等分担して行うのがいいです。
忘年会当日にも、余興、ゲーム係、司会進行係、会計係など、作業を分担して行うことができます。
- ●予算
- 5,000円~6,000円の間で予算設定をされる方々がほとんどです。
皆さんから了承を得た金額に設定した方がいいでしょう。(出欠をとる際に予算を伝えておくといいでしょう)
- ●下見、スペース
- 余興や、ゲーム大会等をお考えの方もいらっしゃるかと思います。
そのためのスペースはあるのか、荷物は事前に運べるのか(運べるとしたら何日前だったら預かってくれるのか)
余興で衣装を着用する際のスペースはあるのか、BGMを自分で用意した際、そのBGMは流せるのか、マイクはあるか、映像を流すための機材はあるのか、席の配置はどのような配置か(席のレイアウトは変更可能か)可能であれば、希望のレイアウトをその場で伝えるか、ファックスなどでお店側とイメージを合わせておきましょう。
希望のレイアウトで二次会ができない場合、希望に近い形のレイアウトはどのような形かファックスで見取り図を送ってもらうかもう一度下見に行ってみるのもいいかと思います。
加えて、新婦様が妊婦だった場合、煙草を吸われる方もいるかと思いますので、喫煙所の確認やトイレの場所を確認しておくといいでしょう。
- ●お店への人数の連絡
- 人数が、どのくらいなのか大まかに確定したタイミングでその都度お店へ連絡を取りましょう。(予約の確認にもなります)
加えて、最終的にいつまでに人数を伝えればよいのか、当日キャンセルや追加の方が出た場合、どのように対応してくれるのか、確認しておくと参加者の方々に伝えた際安心できますね。
- ●ゲームの景品や余興
- 主に結婚式の二次会ではビンゴゲームをする方々がほとんどです。
景品があるということ、ルールが単純であり、詳しい説明をしなくともすぐに始められる点からおすすめです。
- ●景品選び
- ディズニーランドのペアチケット、高級食材、ギフト券、家電、旅行券、食事券、などが人気があります。
大人数になりますと、1等~10等賞くらいまで用意しておいた方がいいでしょう。
景品の予算の決め方ですが、入れたい景品の合計金額を人数で割って、宴会の予算にプラスして徴収する方法。
一人当たりの金額を決め、徴収してから景品を選ぶ方法(参加者の許容できる範囲で設定しましょう一人2,000円くらいまでがちょうどいいです。)
景品等は事前に購入するので、当然ながらお金が必要です。
新郎新婦が前払いしてくれることが多いようですが、その点も考えておかなければなりません。
また新郎新婦が前払いしてくれた場合にはレシートや領収書など、金額を明確にしておきましょう。
- ●料理
- 披露宴ですでにお料理を食べていることがほとんどですので、料理を食べない方が割と多いです。
ですので宴会コースの品数は減らせるか、料金はどうなるのかということをお店側に確認しておきましょう。
- ●座席
- 当日の参加者の席ですが、自由席なのか、くじ引きなのか、男女を分けるのか、新郎側、新婦側で分けるのかを決めておきましょう。
席を決める場合、座席表を作るとよいです。
いずれにしてもお二人の結婚を祝う会ですので、盛りあがるような席の割り振りをしましょう
- ●お釣りの準備
- お店側で両替をできない場合があります。
ですので事前に500円玉、千円札をたくさん用意しておきましょう。
加えて、事前になるべくおつりが出ないよう参加者の方々に呼びかけておkましょう。
- ●チェキ
- ゲストが来店された際、チェキで写真を撮りメッセージをその写真に書き、新郎新婦にプレゼントをされる幹事様が多いです。
余興などに分類されるかもしれませんが、是非参考にしてください。
- ●ケーキの用意
- 二次会がスタートした後、ファーストバイトをされる方が多いので、催し物の一環として用意しておくと、盛りあがりますよ。
結婚式の二次会ではほとんどこのケーキカットとファーストバイトを皆さんしています。
- ●プチギフトの用意
- お見送りの際にプチギフトを配る場合は手配をします。
二次会の予算とは別に新郎新婦が準備するケースもありますので、新郎新婦に相談を。
(4)結婚式二次会の幹事の心得!おさえるポイントはコレ!
当日のドタキャンも多いものです。そのことも想定しておくと、慌てることもなく対応できるはず。
また、相手側の幹事と意見が合わなかったり、演出の手配や準備などで、予定していたよりも打ち合わせが多くなったりも良くあることです。
大体当日の3ヶ月前から準備を始めることが多いようですが、もっと早めにスタートしたほうが無難なことも。
人数が多ければ多いほど、出席確認や景品の準備にも時間がかかります。
新郎新婦にとっては一生に一度のイベント。幹事の悪ノリで突っ走ってしまうと、確実に失敗への道を突き進むことに…。
二次会と言う大舞台を任された幹事は、二次会の成功だけを考えましょう!
飲み過ぎにはくれぐれも注意です。
(5)大まかな流れ
1.会場準備
2.受付
3.宴会スタート。新郎新婦が来るまで歓談
4.新郎新婦入場、正式に乾杯
5.余興、ゲーム
6.新郎新婦から挨拶
7.新郎新婦退場、お見送り
- お役立ちツール
- 挨拶の例文
(6)詳細、ポイント、気をつけること
時間 | プログラム | 所要時間 | ポイント | 気をつけること |
---|---|---|---|---|
17:00 | 開場 | 30分 | 幹事は二次会開始の1時間前には入店しましょう。 その時間に受付の準備や装飾、受付の準備や、BGMの設定、会の流れなどをお店のスタッフと打ち合わせしておきましょう。 事前にタイムスケジュールがあるとスタッフもイメージしやすいので、作成しておくとなおいいでしょう。 |
幹事様は数人いるはずなので、当日の役割をしっかり決めておきましょう。司会1人、受付け・会計2人、カメラ1人、音響1人など。 |
17:30 | 受付 | 20分 | 受付の開始は二次会の始まる30分前が理想です。すでに出席者の行列ができていると思われますので、貸し切りでない場合は、店内の一般客に迷惑をかけないよう、整然と並んでもらいましょう。 二次会スタートまでは時間がかかります。ですので17:00の打ち合わせの段階でウェルカムドリンクを出してもらえるかを確認しておきましょう。 |
受付の時にチェキでの撮影をし、写真にペンでメッセージなどを書いてもらいましょう。 |
18:00 | 宴会スタート | 開始時刻がきたら、まず参列者だけで乾杯をします。乾杯役に声をかけて下さい。 空席があったとしても、3分の2程度が埋まっていれば、乾杯しても大丈夫。 「ふたりの到着までしばし談笑を」と声かけ談笑・歓談は、約20~30分。この間に出席者の確認、その時点での会費のまとめをしておきます。 後でバタバタしないように、この時間も有効に活用してください。 この段階で新郎新婦以外のゲストがそろっている場合は会計を済ましておくと後の手間を省けます。 |
あらかじめ新郎新婦に、到着時間を連絡してくれるように依頼しておきましょう。 なお、到着時間の目安は、二次会開始から20~30分後。あまり遅いと、ダラダラとした飲み会のようになってしまうので要注意です。 |
|
18:20 | 新郎新婦入場 | 10分 | 二次会開始20~30分後を目途に、新郎新婦の入場を促します。 入場に先立って、会場の参加者にはクラッカーの準備をさせ、入場と同時にクラッカーを鳴らしたりすることもあります。 この際入場用のBGMを決めていたりする場合は、音響係を決めておくといいでしょう。 もしくは、お店のスタッフが操作できるようであれば操作してもらった方が、全員で新郎新婦を祝えます。 |
入場の瞬間を写真におさめようと、みなさんカメラ片手に必死になります。 そのため、拍手がパラパラなことがよくあります。「写真は私どもの方でしっかり撮りますので、どうぞカメラを置いて盛大な拍手を!」とひと言入れるとよいでしょう。 |
18:30 | 乾杯 | 10分 | 改めて幹事より正式な挨拶をし、乾杯します。 再度、談笑時間をつくります。 基本的にはこのタイミングで再度、欠席者の確認や会費のまとめなどを行います。 |
頑張って出欠を確認したにも関わらず、突然欠席する…なんて人もいないわけではありません。新郎新婦による予想人数>招待状の返信>当日の出席者という3段階で予定を立てておけば、予算の修正も少なくて済みます。 予算が足りない場合は幹事様の負担になるのも覚悟しておいた方がよいでしょう。 |
18:40 | ご歓談 | 20分 | ||
19:00 | 余興・ゲーム | 40分 | 二次会開始1時間後を目安に、余興やゲームを開始します。 ケーキカットやビンゴゲームなどをこのあたりの時間から始めましょう。 二次会終了30分前くらい、もしくは新郎新婦入場後の乾杯後にケーキカットを持ってくる幹事様もいらっしゃいます。 ケーキカットの際記念写真の撮影時間を作ってあげましょう。 結婚式に出られなかった方もいらっしゃるかと思いますので思い出づくりとして有効かと思います。 |
時間通りに行くことはまずないと考えましょう。 時間がおすだろうという想定していても、さらに思ったより時間がおすようであれば、思い切って一部のイベントをカットする、やゲームの内容を変更するなどの対応も必要になってきます。 あらかじめ、カットできそうな場面や、変更する案なども考えておきましょう。 |
19:40 | 新郎新婦の挨拶 ラストオーダー |
5分 | ラストオーダーの後は新郎新婦からの締めのあいさつをしてもらい、新郎新婦退場に移ります。 | |
19:45 | 締めの挨拶 | 10分 | 新郎新婦さんが退場した後、すぐに幹事さんが会を閉めましょう その後、新郎新婦に出口付近に立ってもらって、「お見送り」をしてもらいます。 新郎新婦から、ちょっとしたギフトを手渡すのが一般的です。 |
新郎新婦は荷物が多くあるはず。あらかじめ、新郎新婦のための車(タクシーや代行など)を手配しておき、荷物を積むのを手伝い、見送りまでしましょう。 三次会がある場合は店を出た人から順番に向かいます。 幹事様は1人だけ残り、後の人は先に会場へ行ってもらい、仕切ってもらいましょう。新郎新婦と幹事様1人が最後にお店に行く、ということになります。 |
(7)朔からの提案
結婚式の二次会の招待状や案内状をメールで送る際の注意ポイントをご紹介します。
- 1.日時
- 二次会会場に入れる時間(会場)と二次会がスタートする時間の両方を記載してあげると親切です。
- 2.パーティー会場名と場所
- 二次会会場となるお店の名前を記入してください。
最寄駅からのアクセスが分かる地図、グーグルマップの地図のURLなどを載せても便利だと思います。
お店の駐車場の有無も伝えてあげると親切です。 - 3.会費
- 会費がいくらなのか、記載します。
- 4.ドレスコード
- 平服でお越しくださいなどと記載すると安心してもらえるでしょう。
- 5.出欠の返答の期日
- 招待状、招待メールは当日の2カ月前までに送りましょう。
必ずいつまでに出欠の返答を、誰にするかが分かるように記載してください。
1ヶ月前までに返答をもらいましょう。 - 6.その他
- 招待者から新郎新婦に関するエピソードなど、当日のゲーム等でのネタを募集する場合は、二次会の招待状メールの中で、出欠の返信と一緒にエピソードなどを返信していただけるように依頼しましょう。
またメールの本文は幹事様が用意して、新郎新婦から送信してもらいましょう。
※メールで送る場合、招待者のアドレスはTOやCCではなく、BCCに入れて送ることをおすすめします。
またパソコンからのメールをブロックする設定にしている人も多いので、携帯のアドレスから送るのが確実です。
BCCは複数の人にメールを送る時に入力します。
BCCに入力した相手にはTOに送るメールと同じメールが配信されますが、BCCに入力したメールアドレスはメールを受け取った人からは参照できないようになっています。
【メール例文】新郎新婦からの招待状
このたび、私たち山田太郎と、長岡花子は、○月○日に結婚することとなりました。
つきましては、ささやかではございますが、日頃よりお世話になっている皆様をお招きして二次会パーティーを催すこととなりました。
ご多忙中のところ恐縮ではございますが、是非お越しくださいますようご案内申し上げます。
皆様に和えるのを楽しみにしております。
日時:○年○月○日(土)18:00開場 18:30開演
会場:○○○○○○
場所:新潟県長岡市東坂之上町○-○-○(長岡駅○○口より徒歩○分)
URL:お店のURL
地図:グーグルマップのURL
TEL:○○-○○○-○○○○
※駐車場のご用意はございません。
会費:男性○○円 女性○○円
大変恐縮ですが、○月○日までに、出欠のご返信をお願い致します。
山田太郎&長岡花子
連絡先
山田携帯 090-○○○○-○○○○
長岡携帯 090-○○○○-○○○○
【メール例文】二次会幹事からの招待状
このたび山田太郎君と、長岡花子さんが、めでたく結婚することとなりました。
つきましては、お二人の新しい門出を祝して、結婚二次会パーティーを催すこととなりました。
お二人にゆかりのある皆様と一緒に、盛大にお祝いできればと思っておりますので、ご多忙中のところ恐縮ではございますが、ぜひお越しくださいますようご案内申し上げます。
日時:○年○月○日(土)18:00開場 18:30開演
会場:○○○○○○
場所:新潟県長岡市東坂之上町○-○-○(長岡駅○○口より徒歩○分)
URL:お店のURL
地図:グーグルマップのURL
TEL:○○-○○○-○○○○
※駐車場のご用意はございません。
会費:男性○○円 女性○○円
大変恐縮ですが、○月○日までに、出欠のご返信をお願い致します。
新郎新婦のお祝いメッセージや、新郎新婦のエピソードなどがございましたらご記入お願いします。
(二次会のゲーム等にて、エピソードを使用したゲームを検討しているので、ご協力お願い致します。)
二次会幹事
連絡先
名前 ○○○○○○
携帯 090-○○○○-○○○○
メールアドレス ×××@××××××